DSD音源のファイル種類
moraやe-onkyoなどの音楽配信サイトで、用意されているDSD音源のファイル形式は、大体以下2種類。
DSDIFF(.dff)
- 正式名称: Direct Stream Digital Interchange File Format
- タグ形式: 独自形式。アーティスト名、タイトルぐらいしかないみたい。
参考: http://www.sonicstudio.com/pdf/dsd/DSDIFF_1.5_Spec.pdf
DSF(.dsf)
- 正式名称: DSD Stream File
- タグ形式: ID3v2.3(MP3ファイルの中に、アーティスト・作成年・曲名等の情報を書き込むための規格)
個人的には、ハイレゾの流行もありDSDも注目されてる気がするけど、なぜか2種類あるという時点でPCMより分かりづらく、こっちは流行る気がしない。
PCMの場合、96kHz/24bitで十分と思ってるし(それ以上あっても差を認識できる気がしない)、同等のDSD 2.8MHzはまだしも5.6MHz/11.2MHzとかって、容量がでかくなりすぎるというデメリットしかない気がする。。やっぱり流行る気がしないんだけど、世の中にはDSDファイルでないと!という人も多そうだし、
もしかしたら流行るかもしれないので、音源整理しやすくするためのタグ情報の変更方法を確認しといた。
タグの変更方法が必要な理由
foobar2000で両形式(dff、dsf)の再生は可能ですが、タグの変更はできませんでした。 タグの変更ができないと曲を探し出したりがほぼできないので不便極まりない。
タグの変更手順
DSFの方がSonyの独自色が強そうなので、DSDIFFの方で扱える方がよさそうと思い
DSDIFFのタグ変更ができるアプリを探しましたがほぼ存在しない。
唯一と思われたAudioGate4では、ライト版(無料)ではタグ変更後の出力ができませんでした。
あまり試せる方法もありませんでしたが、今のところ以下の方法がよさそう。
DSDIFFからDSFに変換
TASCAM Hi-Res Editor | ダウンロード | TASCAMをダウンロード&インストールする。 フリーで使える変換機能付きのアプリで、複数ファイルの一括変換はできない。
アプリを起動した状態が下。オレンジ枠のところにdffファイルをDROPします。
「EXPORT」ボタンをクリック。
ORIGINALの状態と同じことを確認し「EXPORT」ボタンをクリック。
Export中…。100%になるとdsfファイルとして出力が完了します。
DSFにタグを付与
Mp3tag - Downloadをダウンロード&インストールする。
フリーで使えるタグ付与のアプリで、複数ファイルも一括で付与できる。
アプリを起動した状態が下。オレンジ枠のところにdsfファイルをDROPします。
DROPしたファイルを選択し、「アーティスト」と「アルバム」に入力後、オレンジ枠の「保存」ボタンをクリック。
dsfファイルにタグが付与された。
選択したファイル部分を右クリック->「変換」->「ファイル名(F) - タグ」をクリック。
dsfのファイル名のレイアウトが「トラック番号 - タイトル」.dsfなので、以下の内容で「OK」をクリック。
トラック番号とタイトルが反映される。
foobar2000でも付与したタグが表示された。
ここまで。