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foobar2000の音質劣化対策(改善)としてのASIOだったりWASAPIだったり。with Luxman USB-DAC

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WindowsはOS側のカーネルミキサーという共通機能において、Windows側のすべての音が、そのミキサーによって一緒の音にされてしまうため音が変化します。 (OSの低サンプリングレートな操作音 + 音楽再生アプリの高サンプリングレートな音のミキシング)

そこで以下2つの方法をとることで、そのミキシングをバイパスすることができます。 どちらもカーネルミキサーを通さないで、音源をそのままUSB-DACなどのOUTPUTに送り込むことができるので、PCで音楽再生(PCオーディオ)をするのであれば、どちらかの機能は導入した方がいいです。

  • ASIO
    「Audio Stream Input Output:エイシオ」の略。ただし日本ではアジオ。確かにこれまでアジオとしか見なかったな…。
    オーディオ入出力用のAPI規格で、OS側のサウンドドライバよりも専用規格なだけあり低遅延、高同期性、高いスループット。

  • WASAPI
    「Windows Audio Session API:ワサピ」で、Microsoft Windows Vistaから導入されたOS搭載のオーディオ入出力用APIである。 排他モードという設定にしないとバイパスできないので注意。

XP以前は、Kernel Streaming(カーネルストリーミング)という機能で対応できたみたい。 ちなみに、試してるマシンはwindows10だよ。

詳細はこちら(図もあるので理解しやすい)を参考に。

foobar2000にASIOの設定をする。

※事前にLuxman ドライバはインストール済み。

  1. foobar2000のfoobar2000: Components Repository - ASIO supportページからコンポーネントをダウンロード。
    f:id:nyasu0123:20170730083543j:plain:w600

  2. Fileメニューの「Preferences」からコンポーネントのインストール。
    「Install」ボタンをクリック。
    f:id:nyasu0123:20160515185217p:plain:w600

  3. ダウンロードしたASIOコンポーネントを選択。
    f:id:nyasu0123:20160515185323p:plain:w600

  4. 「Apply」ボタンをクリック。
    f:id:nyasu0123:20160515185436p:plain:w600
    foobar2000の再起動を促されるので「OK」ボタンをクリック
    f:id:nyasu0123:20160515185444p:plain:w400

  5. PreferencesメニューからPlayback下のOutputで「ASIO」を選択。
    画面右のASIO driversで「LUXMAN ASIO Device」を選択する。
    f:id:nyasu0123:20160515185540p:plain:w600

  6. 左メニューから1つ上の階層の「Output」を選択。
    画面右のDeviceから「ASIO : LUXMAN ASIO Device」を選択する。
    (デフォルトで選択されていた「DS : ○○○」はDirect Soundの略で、ミキシングに行く経路になる。)
    f:id:nyasu0123:20160515185715p:plain:w600

ASIOの設定はここまで。
ただ再生時にエラーが発生する場合あるので、その時はUSB-DACの再起動も行うと解消される。

foobar2000にWASAPIの設定をする。

  1. foobar2000のfoobar2000: Components Repository - WASAPI output supportページからコンポーネントをダウンロード。
    f:id:nyasu0123:20170730084134j:plain:w600

  2. Fileメニューの「Preferences」からコンポーネントのインストール。
    「Install」ボタンをクリック。
    f:id:nyasu0123:20160515190207p:plain:w600

  3. ダウンロードしたWASAPIコンポーネントを選択。
    f:id:nyasu0123:20160515190318p:plain:w600

  4. 「Apply」ボタンをクリック。
    f:id:nyasu0123:20160515190354p:plain:w600
    foobar2000の再起動を促されるので「OK」ボタンをクリック
    f:id:nyasu0123:20160515190413p:plain:w400

  5. PreferencesメニューからPlayback下で「Output」を選択。 画面右のDeviceから「WASAPI(event): スピーカー(LUXMAN DA-250)」(排他モード)を選択する。
    f:id:nyasu0123:20160515190516p:plain:w600

  6. DA-250は32bit対応なので、同じ画面のOutput formatで「32-bit」を選択する。
    f:id:nyasu0123:20160515190544p:plain:w600

WASAPI設定はここまで。

聞き比べた結果は…

ASIOとWASAPIとの違いはほぼなく変わった感じはない。パフォーマンスもほぼ変わりない。 (HP Stream 11-r016TUで、ASIOの方が2~3%CPU使用率が軽い感じ)
Direct Sound(カーネルミキサー)とASIO&WASAPIの違いは
音の響きは、ASIO&WASAPI > Direct Sound。
1音1音の鮮明さは、ASIO&WASAPI < Direct Sound のように聞こえた。なんでだろ…。

気分によってどちらでも楽しめそう。今のところはASIOで聞いてます。